荻野久美子さんインタビュー風景04

ー  やわらかい笑顔の荻野さんだが仕事となると周りも驚く行動力を発揮する

3人のお子さんを育てながら社長業をこなす荻野さんのタクシーライフとは…。

「 苦労も悔しさもポジティブに捉えて、会社を成長させることに成功 」

Q.ママのために奔走する荻野さんですが、スタッフをママに絞ったことで、苦労もあったのではないですか?

会社を起業して3期目までは赤字でした。その当時は、大手の人材派遣会社と提携して、弊社で教育をしたママたちを、優秀な戦力として企業に提供するというビジネスモデルを考え、都内の人材会社に営業に行っていたんです。
でも、「主婦は無責任だ。すぐ仕事を休む」という理由で9割は断られ、目の前で企画書を捨てられたこともあります。その時は、ひどく落ち込みましたが、「ママが仕事を休まなければいけなかったり、働くことを諦めなくてはいけなくなる状況をなんとかしたい」と考えるようになり、結果的にビジネスモデルを変えるチャンスになりました。それまでは、ママからお金をいただいて、教育を提供するビジネスでしたが、発想を変えて、企業から仕事を請け負い、ママたちに在宅でもできる仕事を提供するビジネスにガラッと変えたんです。おかげさまで4期目からは黒字に転換することができました。

Q.荻野さんは、日本交通に飛び込み営業されたことがあると伺いました。

はい。タクシーの初乗り料金が410円になるというニュースが出た時に「これは世の中のママたちに教えてあげないと!」という使命感に駆られたんです。家事や育児に追われるママたちは、毎日が時間との戦いです。それに、子どもと一緒に出掛けると荷物も多くなりがちですし、電車やバスで子どもがグズってしまったらどうしよう…という気苦労もあります。ですが、410円払うだけでそういった大変な思いや苦労がすべて解消できて、なおかつ移動時間の短縮もできる。「これはママたちにとってうれしいニュースだ!」と思い、すぐに企画書を作って、日本交通さんに送りました。

荻野久美子さんインタビュー風景05

ー  ママならではのタイムマネジメントで時間を無駄なく有効に使う。捻出した一人の時間は自分を見つめ直す時間

Q.数あるタクシー会社の中から、なぜ、日本交通だったのですか?

以前から陣痛タクシーやキッズタクシーなどの取り組みをしていることは知っていました。
「タクシー×ママ」という新しい取り組みをしている、ファミリーに優しい企業だなというイメージがあったからです。

荻野久美子さんインタビュー風景06

ー  仕事と育児を両立させるために欠かせないというタクシーの前で娘さんと。

「 私にとって、タクシーは “ トキメキ ” と “ 人生を輝かせる ” 効果があるんです! 」

Q.荻野さんは、日本交通へ飛び込み営業する以前からタクシーをよくご利用になっています。
タクシーの中でどのような時間を過ごされるんですか?

それは日本交通さんへ飛び込んだ答えにつながってくるんですが、私は、タクシーには3つの効果があると思っているんです。
1つ目は「時短の効果」。タクシーのおかけで移動時間がショートカットできています。
2つ目は「トキメキの効果」。実は、タクシーを予約してくれるのはいつも主人なんです。社長業をしていると、お付き合いで夜出かけることも少なくありません。そうすると主人が夜道は危ないからと、いつもタクシーを予約してくれます。私を心配してくれる主人はなんて素敵なんだろう♪と毎回思うんです。ですから「夫婦がときめく効果」があると思うんです。
そして最後は「人生を輝かせる効果」。私は子連れ出勤をしているので、仕事中も一人になる時間は、それほどありません。
ですが、タクシーに乗っている間は一人の時間を確保できるので、乗車中は、自分を見つめ直す時間にあてています。一年後の自分はこうなっていたいな、十年後はこうしよう!などと理想の自分を描き、考えることは、人生を輝かせることにつながると思うんです。

荻野久美子さん

荻野久美子
株式会社マミーゴー代表取締役
1979年、大阪府生まれ。
5歳と2歳の女の子、0歳の男の子のママ。
働くママを増やしたい!と、2014年に株式会社マミーゴーを設立。
ITやWEBに強いママ700人のコミュニティを生かし、WEB制作やプロモーション、イベントの企画運営などを行う。

文:ほし友実 写真:鈴木千佳