年末に向けて世の中のお出かけ・旅行モードはどんどん加速中!「どこかに出かけたいな」と考えているN子さんですが、パートナーのK太さんは足の怪我で歩くのが難しい状況…。そんな折友人から、近距離モビリティをレンタルできるタクシーの観光ツアーについて教えてもらいました!
N子さん「WHILLっていうモビリティをレンタルできるタクシーツアーがあるらしいんだけど、今度行ってみない?」
K太さん「へぇ、そんなものがあるんだ!?気になるな…」
N子さん「タクシーとWHILLで東京の隈研吾建築を巡れるんだって!」
K太さん「バリアフリーの場所なら僕たちでも楽しめそうだね。行ってみようか!」
ちょっと聞き慣れない「WHILL」とは、「歩行者」扱いの近距離モビリティ(電動車椅子規格で開発)のこと。免許不要で歩道を走行できる移動手段として近年利用者が増えています。
今回N子さん夫婦が利用したのは、「隈研吾建築ツアーin Tokyo」のオプションとして無料でレンタルできる折りたためるモデル「WHILL Model F」。スタイリッシュなデザイン性と小回りが効く機能性を兼ね備えていて、直感的な操作で誰でも簡単に乗ることができます。軽量で折りたたみできるのでタクシーのトランクにもすんなり収まります。
ツアーではバリアフリー対応のスポットを厳選してご案内し、担当する乗務員はWHILLの取り扱い訓練を受けているので初めての方でも安心なんです。
スポーツの聖地、国立競技場へ!自然と調和する建築と東京の眺望を堪能
はじめに訪れたのは、さまざまなスポーツイベントでおなじみの「国立競技場」。全国47都道府県から集められた木材がふんだんに使われ“杜のスタジアム”とも呼ばれています。
今回はじめてWHILLに乗るというK太さん。タクシーを降り、国立競技場前の広場で乗務員から乗り方についてのレクチャーを受けることに…。WHILLは操作が簡単なのでほんの数分で乗りこなせるようになりました!
K太さん「思ったよりも操作が簡単でびっくり!電動だから楽チンだ!」
N子さん「コンパクトだし、すっきりしたデザインでかっこいいね」
乗り方を覚えたらいざ出発。日本の伝統建築を取り入れた「軒庇(のきひさし)」が印象的な外観は、近くで眺めると迫力満点!
1階にあるオブジェやパネルの展示を見学した後、エレベーターで5階の「空の杜」へ。新宿の高層ビルをはじめ、東京を代表するスポットを眺めながらぐるっと一周。ところどころに休憩できる場所があり、自分のペースで進みながら東京の風景をバックに記念撮影も楽しめます。競技場内はすべてバリアフリー。WHILLに乗ったままスムーズに移動が可能です。
「サニーヒルズ」で、装飾性豊かな建築と台湾スイーツを
続いて向かったのは南青山にあるスイーツショップ「サニーヒルズ」。パイナップルをイメージした建物と台湾で人気のパイナップルケーキを味わえるとあって、ずっと行ってみたいと思っていたN子さん。タクシーを降りるなり目に飛び込んでくるのは日本の木造建築に伝わる“地獄組み”。釘を一本も使わずに組み上げた建築は、名前とは裏腹にぬくもりあふれる佇まいです。
N子さん「いつもSNSで気になっていたけど、インパクト抜群!」
K太さん「“地獄組み”ってすごい名前だけど…オシャレだね」
乗務員「一度組んだら簡単に離れないことから“地獄組み”と名付けられたそうですよ」
乗務員は隈研吾建築のレクチャーを受けているので、ひとつひとつの建築についての見どころやデザイン、エピソードをご案内。隈氏の世界観をより深く知ることができます。
店内は木の香りがほんのり漂い、木漏れ日が優しく入る心地よい空間。WHILLはコンパクトかつ小回りも効くので、タクシーを降りてそのまま入店。ベビーカーや車椅子には少し狭く感じる店内の移動もスムーズです。パイナップルケーキを購入すると、2階のカフェスペースでお茶とスイーツを試食できるとのことで、N子さん夫婦はWHILLのまま利用してみることに…。乗務員もエレベーターに付き添い、席までサポート!
K太さん「WHILLに乗ったままお茶できるなんてありがたいな」
N子さん「怪我が治るまでカフェなんて行けないと思っていたから嬉しい!」
カフェタイムを楽しんだあとは“地獄組み”を背景に記念写真をパチリ!乗務員がいつでもカメラマン役を引き受けるので好きなときに2ショットを撮れるのもタクシーツアーのいいところ。
プライベートな空間で快適に移動!車窓から隈研吾建築見学も
次なる目的地「瑞聖寺庫裡」に向かう車内では、東京の風景を楽しみながら夫婦の会話も弾みます。
N子さん「普段タクシーに乗ってデートなんてしないから新鮮だね」
K太さん「しかもWHILLでお出かけなんて…一生に一度あるかないかの体験だね(笑)」
タクシーなら周りの目を気にせずおしゃべり♪ 隈研吾建築「明治神宮ミュージアム」や「梅窓院」もタクシーの車窓からご案内!
東京の隈研吾建築をひと通り楽しんだら、終着地へ。WHILLとともに巡る「隈研吾ツアーin Tokyo」終了です。
〜ツアーを終えて〜
K太さん:WHILLに初めて乗りましたが、直感的に操作することができ快適でした。あらかじめ操作を覚える必要がなくて気軽に利用できるのがいいですね!WHILLに乗っていつもと違う目線で観光すると、少しの段差や人混みを進行する大変さも分かり、世の中のバリアフリーについて考えるきっかけにもなりました。僕はあまり建築には明るくなかったのですが、乗務員さんのガイドが分かりやすく興味深い知識をお話ししてくださったので門外漢でも楽しかったです!
N子さん:WHILLとタクシーの併用で“長く歩くと身体に負担がかかるのではないか?”という心配が全くなく安心してそばにいることができました。疲れたらWHILLに乗って、歩きたいときは歩いて…観光ドライブにぴったりですね。デザインも洗練されていたので、夫も抵抗なく乗っていたようです。
最後に、ツアーの相棒のタクシーとWHILLとともに思い出の写真を撮影。
歩きにくさを感じている方や体力に不安がある方でも、快適に移動しながら都内の隈研吾建築を巡れるツアー。WHILLと日本交通が提案する新しい観光のカタチを、ぜひ大切な家族やご友人とお楽しみください。
写真:長原慎一 文:須田萌子
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【サービス概要】
■コース(所要時間4時間)
都内(東京23区・武蔵野市・三鷹市)出発 ~ 〇国立競技場*1 ~ 〇明治神宮ミュージアム ~ 〇サニーヒルズ南青山 ~ 根津美術館 ~ 〇高輪ゲートウェイ駅*2 ~ 都内到着
*1 大成建設・梓設計と共同設計
*2 デザインアーキテクトとして駅舎デザインを協働
※ 〇=下車予定
※ 訪問地の詳細はプランページもご参照ください: https://www.nikkotaxi.jp/sightseeing/kuma
■サービス概要
◇受付開始日:2023年4月24日(月)
◇運行期間:2023年4月29日(土)~2023年12月31日(日)予定
◇運行台数:1日1台限定
◇発着地:出発地または最終到着地は東京23区・武蔵野市・三鷹市に限ります。
※上記以外の発着エリアをご希望の方は、申込みの際にお伝えください。別途お見積りをさせていただきます。
◇料金:4時間24,060円~(以降30分毎に2,950円)
※有料道路料金、駐車料金、入館料、お食事代等はお客様のご負担となります。
※表示料金は貸切(時間制)です。コースの都合上、4時間~承ります。発着地点によっては別途お見積りをさせていただく場合がございます。
お申し込みはこちら
http://www.nikkotaxi.jp/sightseeing/request
※お申し込みフォーム「その他」欄に、「WHILLレンタル希望」とご記入ください。
◇電話 050-3160-4453(受付時間 平日:9時~17時)※担当者へ「WHILLレンタル希望」とお伝えください。
注意事項:お申込みは1か月前~3日前まで承ります。なお打ち合わせのため、運行日前日までに、担当する乗務員よりお電話またはメールをさせていただきます。当日の集合場所はその際にお申し出ください。
■「WHILL」無料レンタルについて
お客様のご希望に応じて、「WHILL Model F」のレンタルを無料で承ります。本ツアーでレンタルできる「WHILL」は1台までです。安全なご利用のため、ご乗車前に「試乗同意書」にご署名いただきます。
なお「WHILL Model F」には体重制限がございます。詳しくはご予約時にお問い合わせください。