創業90周年を迎えた日本交通では、9月30日までの期間限定で、昔のタクシーのカラーを再現した特別仕様車を運行中!
タクシー盛り上げ隊メンバーのせとんとあらきんが、復刻カラー特別仕様タクシーにモニターとして乗車してきました。
ノスタルジックな喫茶店やレトロかわいい文房具が大好きな2人は大興奮!
その時の様子をお届けします。
日本のタクシースタイルの原型ともいえる昭和30年頃の水色のタクシー。
日本交通創業者の川鍋秋蔵がアメリカへ視察に行き、現地のタクシーをヒントに当時バラバラだった車種のタクシーを水色カラーで統一!アンドン(屋根上のランプ)も初めて付けたそう。
ちなみに初乗り料金は2km80円(以後500mごとに50円)。
車の中も今とぜんぜん違う!メーターは手動で上げ下げしていたそう。
せとん「あっ、きた!あのタクシーじゃない?目立ってるー」
あらきん「わ!レトロでかわいー!」
せとん「この色なかなかないね。」
あらきん「屋根上のランプが山型食パンみたいだね。」
せとん「笑」
カラー化と同時に付けられたアンドン(屋根上のランプ)。
当初はおでこ部分に「ヘッドライト型」のものを取り付けていたが、昭和31年に警視庁の命令で防犯灯を取り付けることになり、防犯灯と兼用できる「山型」に変更されたそう。
乗務員さん「外は暑いので、さあ乗ってください。」
あらきん「いいんですか!やったー!!」
せとん「あれ?ドアの内側は⻩色なんですね。」
乗務員さん「このタクシーは⻩色いタクシーをラッピングしたものなんです!
工場で1台をラッピングするのに丸一日かかるそうですよ。」
赤羽工場でラッピング作業をおこなう様子。
皆さん、真剣ですが、声を掛け合って楽しそう!
ラッピング作業の様子はこちら
あらきん「かわいいタクシーを作るのに、工場の方も頑張ってるんですね。」
せとん「都内を走るタクシーは個人タクシーも含めると、4万台もあるんだって。復刻カラーのタクシーは1台ずつしか走っていないそうだから、見かけたらとってもラッキーだね!」
2020年の東京オリンピックに向けて建設中の新国立競技場前を走る復刻カラーのタクシー。
スカーレットオレンジとレモンイエローのカラーは昭和38〜44年、東京オリンピックの頃のタクシーカラー。
その頃、無謀運転や乗車拒否などを行う「神風タクシー」が社会問題に。東京オリンピックに向けてタクシーの体質を改善して良いサービスを提供することを目指して「東京四社営業委員会」を発足し、そこに所属するタクシーをスカーレットオレンジとレモンイエローのカラーに統一。当時「安心のカラー」としてお客さまから人気だったそう。
あらきん「ただおしゃれなだけじゃなくて、タクシーの体質やサービスをよくするために生
まれたカラーだったんだね。」
せとん「今年の夏は、またこの安心カラーのタクシーに乗って出かけたいな!」
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