田内洵也さん

ギタリスト・シンガーソングライターの田内洵也さん

ギタリスト・シンガーソングライターとして活躍する田内洵也さん。東京都内のバーやレストランを中心に年間約200本ものライブをこなしています。そんな田内さんのタクシーライフとは。

「 中学生の時にギターを始め、今年で20年です 」

Q.まずは田内さんのお仕事についてお聞かせください。

東京都内を中心にアコースティックギターの弾き語りライブをしています。基本的にソロで活動していますが、たまにサポートメンバーといっしょにバンドを組んで演奏したり、音楽制作の依頼を受けたりもしています。ギターを始めて今年で20年、仕事としては大学を卒業してからなので8年目くらいです。

Q.ギターとの出会いや音楽を始めたきっかけを教えてください。

ビートルズに憧れて、中学1年生の時にギターを買いました。僕は中学生の頃に親の仕事の関係でタイのバンコクに住んでいたんですが、バンコク市内は街中で音楽ライブをやっていたり、レストランに行くとバンドが入っていたり、近くに楽器屋もあったので身近にギターヒーローがたくさんいたんです。日常に音楽があふれていて、タイは音楽を始めるにはすごくいい環境だったんです。

田内洵也さん

Q.活動の中心はライブとのことですが、どんなところで演奏されていますか?

都内のバーやレストランなどの飲食店が多いですね。あとはライブハウスだったり、意外なところだと遊園地やビアガーデンで演奏したこともありますよ。コロナ禍で少し減りましたが、1日に2箇所まわる日もあるので年間200本くらいライブをしています。

「 ライブ後の深夜の帰宅によくタクシーを使います 」

Q.ライブの時はギターといっしょに移動されると思いますが、タクシーを使うことはありますか?

もちろんありますよ。会場に機材を持ち込んで演奏する時は、ギターと大きなスピーカーが2つ、さらにケーブル類もあるので普段は自分の車で機材を搬送しているんですが、会場は飲食店が多いので演奏後にお客様からお酒をいただくこともあって帰りが終電後になることも…。そんな時に自分の車は駐車場に停めておいて、機材をタクシーに乗せて自宅に帰ることがあります。駐車場から自分の家までの移動に使うという感じです。こんなタクシーの使い方をしているのは僕くらいなんじゃないかな?(笑)
あとは、1日に2箇所でライブがある時の移動に使ったりもします。時間的に電車に乗る余裕がなくても、都心ならタクシーですぐに移動できますしね。

田内洵也さん

Q.ちなみにタクシーはどうやって呼んでいますか?

僕はアナログ人間なので、手を挙げて走っているタクシーを停めます。アプリも使ったことはありますが、都心ならこの方法で乗れることが多いですね。

Q.アプリは使ってみてどうでしたか?

アナログ人間の僕からすると未来にきている感じがしましたね(笑)リアルタイムでタクシーが近づいてくるのが分かったりして、便利だし面白いなと。

「 タクシーの乗務員さんと話すのが好きなんです! 」

Q.タクシーの中ではどんな過ごし方をしていますか?

車内は集中できるのでメールやSNSの返信をしたりすることが多いのと、結構乗務員さんと話すのが好きなので、会話を楽しんでいます。自分自身も車を運転するので「この時間はこの道混みますよね?」とか、都内の道路事情を教えてもらったり、意外な話や貴重な話を聞けたりするのでよく話しかけています。

Q.印象に残っている会話やタクシーでのエピソードはありますか?

以前仕事帰りにタクシーを利用した時、乗務員さんが「仕事で疲れた時は、大黒摩季さんの“あぁ”という曲を聴くと元気をもらえるのでおすすめですよ」と。後で聴いてみたらその方の言っていたことがよく分かって、そういう情報を教えてくださる方って素敵だなと思いました。

田内洵也さん

それから、子どもが生まれる時にタクシーで病院に向かったんですが、乗務員さんがご自身のお子さんが生まれた時の話をしてくださったこともあります。
あとは、高校生の時に乗務員さんからギターをもらったこともあるんです。父親が仕事の送迎によくタクシーを使っていて、ある日僕がギターを持っていたら「うちに弾いていないギターがあるからあげるよ」って…ほんとうに持ってきてくれました。タクシーってその時その時に出会う乗務員さんの人間性が伝わってきて、それがまたいいんですよね。

田内洵也さん

田内洵也(たうち じゅんや)
ギタリスト / シンガーソングライター
1989年長野県長野市生まれ。愛知県春日井市とタイのバンコクにて育つ。
20歳で上京後は都心のバーを中心に年間300本近いライブを行っている。
ブルースやカントリーの影響を受け、自身のアコースティックサウンドを追求。現在は弾き語りスタイルで、日本全国や世界各地でパフォーマンスをしながら、より良い音楽を追求し続けている。
公式サイト

写真:長原慎一 文:須田萌子

※新型コロナウイルス感染予防対策を徹底の上、インタビュー・撮影を行いました。
撮影時のみ一時的にマスクを外しています。

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