カラダにやさしいグルテンフリーのお菓子のお店「ままがし」のオーナー、戸田星紗さんのタクシーライフとは?
「 ままのわがままをかなえるお菓子を作りたい 」
Q.戸田さんの肩書きは「おやつ作家」とのことですが、どんなお仕事をされているのでしょうか?
米粉を使ったクッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子、グラノーラ、デコレーションケーキを作っています。通販と月に一度は代々木上原にあるシェアキッチンで販売していて、あとはパーティーやイベントにホールケーキを届けたり、食品メーカーさんとのコラボ企画でお菓子を作ることもあります。
「ままがし」という名前には「ままのわがままをかなえる」という意味を込めていて、家族の健康に気を遣うお母さんや、アレルギーのある子供を育てるお母さんがよろこぶお菓子を作りたいなと思っています。
ー 戸田さんがすべて一人で手作りしている、というグルテンフリーの焼き菓子。かわいらしいウマの親子のイラストが「ままがし」のトレードマーク。
Q.使っている素材やお菓子作りのこだわりは何ですか?
グルテンフリーは小麦粉を摂らない食事法のことで、私は米粉をメインに使っています。いまは九州産のものを使っていますが、いろいろな地域の米粉を探し求めていて、家の中は米粉だらけです(笑)。白砂糖を使わずに甜菜糖で甘みをつけたり、有機の豆乳を使ったり副材料もひとつひとつ体に良いものを選んでいます。お菓子の種類はそのときどきの気まぐれで作っていますが、旬のフルーツや野菜を混ぜ込んだり、新緑の季節は抹茶のシフォンケーキ、夏ならブルーベリー入りのケーキとか、季節感も大切にしています。
あとは、自分がいつも楽しい気持ちでお菓子を作ることを心がけています!
Q.お菓子作りやグルテンフリーのお菓子に目覚めたきっかけは何ですか?
私は4姉妹の3番目で、子供の頃は姉妹交代で母の家事のお手伝いをしていました。台所で母の隣に立つことが多かったので、料理をしたり、お菓子を作ったりすることが自然と身についたようです。なので、一番は母の影響が大きいと思います。
グルテンフリーのお菓子作りをはじめたのは、以前和洋折衷のお菓子が並ぶカフェで働いていたときに、お店にあった米粉を使って試しにお菓子を作ってみたら、全然おいしくなかったこと(笑)。そのときに「自分でおいしい米粉のスイーツを作りたい!」と思ったんです。私自身や子供がアレルギーを持っているわけではないのですが、せっかくなら体にやさしいおやつを食べて欲しいですしね。
「 タクシーの中でパソコンを開いて仕事をすることも・・・ 」
Q.お仕事でタクシーを利用することはありますか?
1〜2週間に1回程度利用しています。
車を持っていないので、ケータリングやイベントに荷物や特注ケーキを運ぶときに利用しています。あとは移動中にパソコンを開いて仕事をすることもありますよ。プライベートな空間なので、周りを気にせずにメールを打ったり、作業したり、時間を有効に活用できていいですよね。
ー 細かい部分まで再現されたジャパンタクシーのミニカーに興味津々!2人の息子さんも、小さい頃はミニカーが大好きだったとか。
Q.プライベートではどんなときに利用しますか?
大人数で移動するときや電車に乗る時間がないときに利用しています。その方がむしろ早く目的地に移動できますし、割り勘にすれば案外リーズナブルだったりして。あとは、子供と旅行したときに、旅先での移動に使うことが多いです。両親も一緒の旅行なら「空港までタクシーで行っちゃおう!」なんて長距離乗ることも多いです。移動中でも気兼ねなくおしゃべりを楽しんだりできますし、特別な気分も味わえますよね。旅先でのタクシーの中では乗務員さんに話しかけて、おすすめの観光スポットを聞いたり、ご飯がおいしいお店を教えてもらったり、その土地ならではの地元トークを聞けるのが楽しいです。
戸田星紗
小麦粉を使わないグルテンフリーの手作りおやつを制作・販売中。
企業コンサルや明治おいしい牛乳イベント講師、誌面など活躍する場は多岐にわたる。
モノ(物販)、コト(体験)、ゴチソウ(グルメ)、オメカシ(美容)のショッピングと予約サイト「ツクツク!!」で4,500社の中から、
「nor communications AWARD 2018 グッドデザイン賞」を受賞。
通販でのご購入はこちら→グルテンフリー手作りおやつ通販ままがし
文:須田萌子 写真:山本慶